空も山も風も

yahooブログから引っ越しました。

2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

大雪山~トムラウシ~十勝岳縦走

北海道のほぼ中央に、大雪山~トムラウシ~十勝岳が連なっている。標高は2000メートルを越えるぐらいだが北の大地の気候は厳しく、森林限界を超えて展望の良い縦走路が続く。 2000年の夏に、5泊6日で縦走した記録を残しておこう。 日程 1日目 旭…

沖縄地方の梅雨明け

気象衛星の画像を見ると沖縄にかかっていた梅雨前線がなくなり、太平洋高気圧の圏内に入り、梅雨明けが発表された。 もっと南に目を向けると、フィリピンの東海上と、マーシャル諸島に積乱雲の塊があり、熱帯低気圧になりそうだ。 気象庁のホームページ 赤外…

カニのヨコバイ

剱岳から下山する途中にカニのヨコバイという鎖場がある。一歩目のスタンスが上から見えず、切れ落ちた岩の上で、鎖に体を預けてスタンスを探すところで肝を冷やす。無事通過して、一服剣まで来ると早くも西側から雲がわいてくる。 急なガレ場を下り着いた剣…

梅雨の晴間

寒気によって梅雨前線が南下し、本州では「梅雨の晴間」が広がる。一方、台湾から沖縄にかけて、前線の活動が活発で、多雨により被害が心配される。 梅雨の晴間 http://www.geocities.jp/wondermapworld/tenki21.htm 気象庁のホームページ 衛星画像 赤外線 h…

国立環境研究所 公開シンポジウム

アジア地域の人口増加と経済発展が、環境に与える無視できなくなっていることが実感できた。 講演では色々と知らないことがあった。 国内でのペットボトルや家電製品のリサイクルの仕組みが、経済発展の著しい中国の需要で成り立たなくなっていること。 成層…

剱岳・点の記

剱岳の三角点は、新田次郎氏の「剱岳・点の記」で知られているが、戦前に三等三角点は設置されずに、3003mの独立標高点として長らく「点の記」はなかった。 2004年に三角点を設置して再測量の結果、剱岳の標高は、2999mとなった。 参考文献 三角測…

高さを測る基準

山の高さを測る基準は、水準原点であるが、その高さの基準は、地形図に書いてある「高さの基準は東京湾の平均海面」(TP)である。 海の深さを測る基準は、「最低水面」で、陸図と海図では0メートルの基準が違っている。 また、航空機の高度の基準は、平均海…

剱岳山頂

早月小屋に泊まった翌日、早朝に暁月(下弦の三日月)が残る中を出発する。明るくなると快晴で山頂からの展望への期待が膨らむ。登るにつれて樹高が低くなり笹原の中を進み、谷をはさんだ大日岳に並ぶころあたりは岩稜になった。いったいどこを登るのかと思…

梅雨前線の停滞

低気圧に伴う前線により降雨は、東京では午前中に終わったが、梅雨前線が本州に南に停滞している。 FXJP854を見ると、九州南部から四国の太平洋側、紀伊半島にかけて、相当温位線が混みあっている。 北海道放送 専門天気図 http://www.hbc.co.jp/pro-weather…

早月小屋

早月尾根に取り付き、少しずつ高度を稼いでいく。途中200m毎の標高を示す標識が設置してある。登りきれるか分からない長登りの場合、目標の標高差を10等分して、まずは半分を目標にする。半分まで到達できれば、あと残りの半分は、自分の経験値の範囲とし…

ブロッキング高気圧

日本の東海上の高気圧が強く、低気圧に伴う前線による降雨がゆっくり紀伊半島から東海地方に進んでいる。赤外線画像を見ると、高層まで発達した積乱雲が東海地方から東北地方、北海道南部まで伸びている。 気象庁のページ 気象衛星画像 赤外線 http://www.jm…

大雨に関する全般気象情報 第2号

明日から明後日にかけて、日本海で発達中の低気圧の南の九州から紀伊半島にかけて、相当温位の変化が大きい場所が現れている。 気象庁のホームページ 大雨に関する全般気象情報 第2号 http://www.jma.go.jp/jp/kishojoho/000_20060614164728.html 北海道放…

試練と憧れ

剱岳の標高は、従来三角点の2998mであるとされてきたが、国土地理院のGPSによる測量で2999mとなった。古い地形図では3003mであったので、3000m峰の復活かと言われていたが、あと1メートル足りずに残念である。 剱岳の北西に伸びる早月尾根は標高差2239mで、…

池口岳の登山口

池口岳の登山口へのバスの時刻 豊橋 6:00 =飯田線=> 8:39 平岡 8:50 -> 9:14 和田(平日、土曜) 9:20 大島(休日) 信南交通 遠山郷線 http://www.shinnan.co.jp/sb/sb01_11_1h1.html Yahoo!地図情報 長野県飯田市南信濃和田の周辺地図 http://map.yahoo.co.j…

寒冷低気圧と暖気の移流

今年は、上空の寒気に対応する寒冷低気圧が南下すると同時、南海から暖気が移流して、日本附近で低気圧が発達するパターンが多い。 FXFE507を見ると、これから16日にかけてまたこのパターンになりそうだ。オホーツク海高気圧が張り出して、低気圧をブロッ…

文京あじさいまつり

文京区の白山神社で6月18日(日)まで、「文京あじさいまつり」やっています。 境内の斜面に所狭しと並んでいます。一雨ごとに微妙に色が変わるのを見るのも良いものです。 東京下町の花のイベント http://junko55.web.infoseek.co.jp/03ajisai-1.htm

日本三大長登?

日本中で一番長い登山道はどこだろうか? 登山口から山頂までの標高差で判断すると以下になる。 富士山御殿場口 新二合目 1440m 山頂 3775.6m 標高差 2336m 剱岳早月尾根 馬場島760m 山頂 2999m 標高差 2239m 甲斐駒ヶ岳黒戸尾根 駒ヶ岳神社770m 山頂 2965.6…

南アルプス南部

今年の夏山として、南アルプス南部を計画してみる。 三伏峠から赤石岳までは1999年に登ったが、その南側の聖岳、光岳に登るには、アプローチに時間がかかるためまだ登っていない。 赤石岳から聖岳は、アップダウンが大きい縦走路が続き、光岳から先は、池口…

幸福駅

晩成温泉から帯広空港に向かう途中に「忠類」「さらべつ」「なかさつない」の道の駅に寄って、おみやげを買っていく。今は道の駅しかないが、1987年までは国鉄広尾線がこのあたりを走っていて、沿線を結んでいた。幸福駅の周りだけ線路が残り、気動車と駅舎…

中国映画を支えた日本人~“満映”映画人 秘められた戦後~

満州映画協会(満映)の映画技術者が敗戦後も中国に残り、中国に映画の撮影や編集の技術を伝えた秘史を放映していた。映像の表現の自由と国家の統制、個人の技術協力、共産党政権成立後の帰国した「赤化した日本人」に対する日本での対応など、個人と国家の…

晩成温泉

釧路に泊まった翌日、帯広空港から東京に帰る最終日、地図を見ると晩成温泉が目についた。 晩成温泉は、十勝川の河口から広尾に伸びる海岸線に沿って、湧洞沼、生花苗沼、ポロカヤントウ沼が並んでいる真ん中にある。海岸線に沿った台地の上にある温泉からは…

寒冷渦と梅雨前線

太平洋高気圧の張り出しの影響で、梅雨前線が予想より日本の南岸に接近し、関東南部では雨になっている。朝鮮半島にある寒冷渦に対応した低気圧がゆっくり北日本に接近している。 ある地点の天気予報が当たったかどうかを問題にすることより、全体の気圧配置…

偏西風の蛇行と太平洋高気圧

全世界の気象衛星画像をモザイクで結合した水蒸気画像を見ると、ベンガル湾から南シナ海、日本の南に続く水蒸気の帯が見える。特に海南島から台湾の南、沖縄が特に明るくなっている。 この帯の北西には、上空の寒気の周辺で南に蛇行した偏西風があり、南東に…

初無敵 入境学 老者舞

霧多布温泉から釧路に向かう途中、国道44号線から海岸線を通る道に沿って、難読地名が並んでいる。松浦武四郎の「東西蝦夷山川地理取調図」には、カタカナで多くの名前が載っているが、明治以降に漢字を当てている。今となっては、誰が命名したのか分から…

梅雨入り宣言

「気象庁は9日、関東甲信と東北南部が梅雨入りしたとみられると発表した。」とのこと、以前は「梅雨入り宣言」と言っていたが、事後解析で見直すことがあるので断定しない表現になっている。週間天気予報を見ると、曇り空は続くがまだ梅雨らしくはない。 気…

霧多布温泉

根釧台地の平坦な道を南下すると、ラムサール条約の登録地の霧多布湿原の中を道が続いている。 霧多布の街を抜けて、裏の台地の突端の霧多布岬で道が終わりになる。 岬の周りは断崖になっていて、展望台からは270度海が見渡せる。あたりには草原で立ち木…

根釧原野と矢臼別演習場

「Yahoo!地図情報」を見ると根釧台地の南には、根釧原野が広がっているように見える。 Google マップを見ると、この場所には自衛隊の矢臼別演習場があることがわかる。 地図は編集者の意図で何を記載するかによって、その対象の価値が変わる。例えばカーナビ…

夏山の計画

まだ梅雨入り前だが、年によって違うが梅雨が明けの7月下旬から8月上旬にかけて「梅雨明け10日」と呼ばれる夏山の天気が安定する時期がやってくる。さて今年は、どの山に登りに行こうかな。

鳥越神社の夜祭

今度の土日は、鳥越神社の大祭です。11日(日)の「千貫みこし渡御」が圧巻です。 鳥越神社のホームページ http://www004.upp.so-net.ne.jp/kab_ra/

根釧台地の防風林

知床の岩尾別に泊まった翌日、羅臼峠を車で登っていくと雲間から羅臼岳が覗いている。昨日は雲の中で見えなかったのに残念だ。今度は、熊が気になるけれど硫黄岳への縦走を計画しようと思う。 羅臼の町から海沿いに中標津に向かう。このあたりは、直線の道路…