偏西風の蛇行と太平洋高気圧

　全世界の気象衛星画像をモザイクで結合した水蒸気画像を見ると、ベンガル湾から南シナ海、日本の南に続く水蒸気の帯が見える。特に海南島から台湾の南、沖縄が特に明るくなっている。
　この帯の北西には、上空の寒気の周辺で南に蛇行した偏西風があり、南東には太平洋高気圧に対応する乾燥域が広がっている。
　今年は早くから太平洋高気圧が強く、北緯２０度の線には台風になる積乱雲がほとんど無い、その一方で、大陸から寒気が南下して、日本の南で激しくぶつかっている。

Global Mosaic Satellite Images　水蒸気画像
http://cimss.ssec.wisc.edu/tropic/real-time/mosaic/images/images.html
http://cimss.ssec.wisc.edu/tropic/real-time/mosaic/images/xxmosaicwv-w.GIF
韓国気象庁のページ　300hPa天気図　偏西風の強風軸の蛇行
http://www.kma.go.kr/ema/ema03/anal_eng1.html
http://www.kma.go.kr/kma03/DATA/WCHT/sm_upr_auas30x_00.png
NOAA ホノルル　太平洋の地上天気図　太平洋高気圧の長大な張出し
http://www.prh.noaa.gov/hnl/pages/analyses.php
http://www.prh.noaa.gov/hnl/graphics/npac.gif