豊島区の銭湯 玉の湯

　梅雨の晴れ間に新宿区スポーツセンターで１時間40分ほどかけて70往復(3,500m)泳いだ後、まだ行っていない銭湯に向かいます。明治通りを北上して雑司ヶ谷からサンシャインシティの裏を通って、都電の向原電停から南大塚のサクラ並木を進み坂を下っていった先の住宅地の中にコインランドリーとサウナ玉泉の看板があり、１階は銭湯の玉の湯、２階がサウナ玉泉となっています。
　玄関を入った入り口は男女別だったのを一つにしたようで、番台を改装してフロント式にしたようで、脱衣場に入るとビルの中なのに高い天井で広々としています。浴室に入ると驚いたことにカランが３列も並んでいて横幅が広く、シャワーは両側の壁側であけにあり、正面は海岸に建つ灯台のタイル絵で、女湯の方はアルプスの山小屋のようです。湯船も横幅が広くやや熱めのバイブラとジェット、深い方も熱めで、湯船の周りの緑色のタイルは、古い銭湯で良く見かけます。脱衣場との境の摺りガラスに魚やカニが描かれていて細かいころも凝っています。
　利用しているのは、地元のお年寄りが数人ですが、ビルに建替えた頃は３列のカランが埋まるぐらいの人が来て賑やかだったのだろうと想像してみました。この規模の銭湯はもう建つことはないと思うので、一見の価値があります。
　帰りは、アップダウンがある不忍通りを通って、早稲田から神田川沿いに新宿に出ました。

豊島区南大塚２－３１－３
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