豊肥本線 宮地駅

　翌日は、豊肥本線の平成駅から５時台の一番列車に乗り別府を目指します。豊肥本線には、ずいぶん昔に九州ワイド周遊券で当時走っていた急行列車で全線乗ったのと、阿蘇山に登るために、熊本駅から阿蘇駅まで乗って以来です。熊本から大分に普通列車で抜けるには、運転本数が一日５往復の宮地駅から豊後竹田駅間が隘路で、午前中には、この１本だけなので、選択の余地がありません。
　途中の立野駅で運転士が変わり、スイッチバックで進行方向を変えながら阿蘇のカルデラの中を登っていきます。高度を増すにつれて夜明け前の寒さが増し、暖房が入っていないので、車内にいても寒さを感じます。宮地駅では、少し明るくなり、阿蘇の中岳やギザギザの山頂が連なる根子岳が雪を被って見えています。

2万5千分1地形図名：立野 [北東]
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?id=49302755&slidex=800&slidey=2000