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100年の難問はなぜ解けたのか ~天才数学者 失踪の謎~

 またまたNHKの番組だが、100年前のポアンカレ予想を数学的の証明した数学者の話を放送していた。「単連結な3次元閉多様体は3次元球面S3に同相である」という予想自体が理解できないが、難しい問題をCGを使って平易に解説していた。100年間に渡り、多くの数学者を悩ませてきた問題を解いた数学者は、賞金100万ドルに興味がなく、外部との音信を絶って、新たな問題に挑戦しているという。
 番組の中で、位相幾何学トポロジー)が出てきたが、一番の応用はインターネットのネットワークであろう。証明の中に微分幾何学や熱力学のエントロピーが出てくるというのは興味深い。数学者の頭の中の思考実験をCGで再現できるのは、思考中は数式ではなく図象を使っているからだろうか。
 
100年の難問はなぜ解けたのか ~天才数学者 失踪の謎~
http://www.nhk.or.jp/special/onair/071022.html
再放送
2007年10月24日(水) 深夜【木曜午前】0時20分~1時19分 総合
http://www.nhk.or.jp/special/rerun/index.html
ポアンカレ予想
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%AC%E4%BA%88%E6%83%B3

追記
NHKの番組では、肝心の証明について解説していないが、リッチ・フローと熱力学の第二法則で検索したら、「2ちゃんねる」で解説を発見!

【数学】ポアンカレ予想と幾何化予想の完全な証明――ハミルトン・ペレルマンのリッチ・フロー理論の応用
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1149563054/77