縄文天然温泉 志楽の湯

　南武線で川崎駅から二つ目の矢向駅の近くにある日帰り温泉で、川崎と聞くと工場地帯という気がするが、中に入ると別世界で、静かな空間が広がっている。
　浴場全体が全体に茶色を基調として、暖系の間接照明に照らされ、古くて落ち着いた雰囲気になっている。御柱の湯と名づけられた広い内湯に、塩辛い温泉が使われていて、遠くの湯治場に迷いこんだ気分になる。
　サウナにはテレビがなく、雑事を忘れてゆったりできる。アールデコ調？の水風呂と、味噌樽を使った熱湯など、ちょっとしたところに遊び心がある。中でも露天風呂は、自然石を配置した石庭のようで、源泉が使われている。
　ただ残念なのが、源泉は薄い黄色だが、露天風呂で循環して、不自然に黄色くなっている。それと、湯上りに休憩所があるのだが、昼寝が出来ない点である。
　全体としては、満足で川崎方面に行ったときに立ち寄る穴場温泉として最高である。

縄文天然温泉 志楽の湯
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