空も山も風も

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竜巻の対策

 佐呂間町に続き、11月9日には奥尻島でも竜巻が発生した。今後の技術開発でどこまで竜巻の発生を予測できるのだろうか?
 現在研究中のマルチバンドレーダーでは、空間解像度を2.5kmから500m、時間間隔10分を短縮できると言う。一方、竜巻の被害は、幅数十メートル、継続時間は数分程度である。

 現在のレーダーでも、竜巻が発生する可能性があるエリアを5kmメッシュで、10分前に把握することは可能であろう。
 しかし、そのエリア内のどこで竜巻が発生して、被害が発生するかを予測するのは難しい。レーダーの空間解像度を上げれば、竜巻の発生を捉える確率は上がるが、移動方向による予測を行いその場所に警報を発して、避難する猶予がほとんどない。これが、竜巻の被害の対策が難しくしている点である。

平成18年11月9日に奥尻町で発生した突風について(現地調査の報告)
http://www.jma.go.jp/jma/press/0611/10b/okushiri.html

<竜巻予測>研究チーム近く発足 システム構築へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061110-00000074-mai-soci