空も山も風も

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硫黄島 玉砕戦

サイパンが陥落した昭和20年2月に、米軍により硫黄島の上陸作成が始まったが、2万人の日本軍守備隊は、縦横に伸びた地下壕を構築し持久戦により捨て石となって、本土への攻撃を遅らせる作戦をとった。米軍上陸後、地下壕で火山の地熱と、補給を絶たれ飢えと乾きにより次第に消耗していく兵士、報道機関により美化された玉砕の言葉のイメージとは異なり、捕虜となることを厳しく禁じられ、死意外の選択肢がない状況に追い込まれていく。
 日本軍の指揮命令系統も乱れても、米軍の降伏勧告に応ずるものはなく、米軍は攻撃をエスカレートさせ、壕の位置の爆破、火炎放射、壕内への海水の注入とあらゆる攻撃を行う。生還者は、意識不明の状況で辛うじて助けられた。現在、生存者も少なくなり体験を証言し残すことが、無念の死に対する供養である。

NHKスペシャル 硫黄島 玉砕戦 ~生還者 61年目の証言~
http://www.nhk.or.jp/special/onair/060807.html
国土地理院 地図閲覧サービス(試験公開)
硫黄島 [北東]
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?id=37411255&slidex=400&slidey=2000
硫黄島 [南東]
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?id=37411205&slidex=400&slidey=0
硫黄島 [北西]
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?id=37411250&slidex=1600&slidey=2000
硫黄島 [南西]
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?id=37411200&slidex=800&slidey=0