品川区の銭湯 東京浴場

　花の湯に入った後、住宅地を北に向かって５分ぐらい歩いていくとコンビニの向かいの道路に面して立派な破風の東京浴場に着きました。玄関のフロント式ですが、脱衣場に入ると立派な格天井で、元は番台をフロントに改装したようで、奥の方にもロッカーが並んでいます。
　浴室に入ると正面は箱根の芦ノ湖から見た富士山の写真で、中央に二列のカランがあますが、外側だけにシャワーがあり、中央の一列は鏡だけ、もう一列は鏡もない昔の造りを残していますが、天井は一段で湯気抜きがありません。変わっているのは、男女の境が分かれていて中庭があり、今は曇っていて魚が泳いでいませんが水槽になっているようです。湯船は、やや熱めで広い方にジェットがあり、深い方も同じぐらいの温度で、男女の境がつながっているところにぬるめの薬湯があり、この日はブルーのラベンダーの湯でした。湯上りに脱衣場で涼んで、外を見ると窓の外に広い池があり鯉が泳いでいます。立派な外観で中の造りが手が込んでいて面白い銭湯でした。
　帰りは、ニコンがある光学通りを通って西大井駅に戻り、湘南新宿ラインを待つと、日中は30分間隔ですが、夜は間隔が開いて、40分ほど待って宇都宮行きに乗って新宿駅で降りると、隣のホームから21時29分発の特急あかぎ前橋行きと、21時30分発の湘南ライナー小田原号が並んで出発を待っていました。

品川区大井２－２２－１６
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