台東区の銭湯 大久保湯

　合羽橋の道具街を散策して、近くの住宅地にある大久保湯に向かいます。この銭湯は営業開始が１４時１０分と早く、近くに行くと裏手に廃材が積み上げてあり、手間がかかる薪で沸かす銭湯です。玄関を入ると高い天井の脱衣場の一角を区切ってフロントと休憩室にしたようで、その分脱衣場が狭くなっています。
　浴室に入ると正面は富士山のペンキ絵で、まだ早い時間なので天井から明るい日の光が差し込んでいます。湯船は、３つあり中央が広く、深い方は二人分の座風呂でどちらも熱めで、反対側が黄緑色の薬湯でさらに熱くなっています。寒い中を歩いて来たので、初めは特に熱く感じ、だんだんと慣れて最後は、熱い薬湯で暖まってから出ました。
　帰りに裏の廃材置き場を見ていると、中から「銭湯巡りかい」と声がかかり、「いいお湯でした」と挨拶して、気分よく銭湯を後にしました。

台東区松が谷３－１３－１０
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