豊島区の銭湯 山の湯温泉

　板橋区民まつりに行った後は、山手通りを要町の方に戻り、途中から住宅地の中に入り山の湯温泉に向かいます。番地をたよりに商店街から住宅地の路地に入って坂を上っていくと住宅の間に煙突が見つかり、奥の細い道に面して山の湯温泉と書かれた玄関がありました。銭湯が見つからないときは、低い方に向かって谷間にあることが多いですが、ここは山の湯の名のとおり高台の上にあり、夜だと煙突も見つけにくいので迷いそうなとこです。
　玄関を入ると男女の入り口が別れていて、中に入ると昔ながらの造りの番台で、脱衣場にコイン式の洗濯機が並んでいます。いつも持ち歩いているプールセットに、タオルと石鹸を入れるのを忘れて、番台で手ぶらセット(100円)で買うと、タオルと、小さなボディーソープと、シャンプーが入っていて、タオルだけでも100円はするのでお得です。
　浴室に入ると、男女の境に西伊豆からの富士山のペンキ絵で、その下にはタイル絵もあり、面白いのは中央にヒョウタン型の湯船があり、三方がカランになっている珍しい構造です。ヒョウタンの広い方は、３箇所ジェットが出ていますが、かなり熱く４５度を超えていそうで、小さい方は中温で適温です。入り口近くのシャワーブースで水を浴びて、熱い方のジェットにしばらくつかってから上がりました。
　湯上りに銭湯の周りを見ると、地底200メートルからくみあげた天然の良水と書いてありますが、温泉ではないようです。煙突から黒い煙が上がり秋の雲を背景に聳えていて、坂を下って商店街を進むと要町駅に出て、夕暮れの空にうろこ雲が見事に並んでいました。

豊島区要町１－４７－１２
http://maps.google.co.jp/maps?hl=ja&lr=lang_ja&ie=UTF8&q=%E8%B1%8A%E5%B3%B6%E5%8C%BA%E8%A6%81%E7%94%BA%EF%BC%91%EF%BC%8D%EF%BC%94%EF%BC%97%EF%BC%8D%EF%BC%91%EF%BC%92&fb=1&gl=jp&hnear=&cid=0,0,10643270214722689697&ei=nAK_TLfxCYKecLO_2SU&ved=0CCcQnwIwAA&hq=%E8%B1%8A%E5%B3%B6%E5%8C%BA%E8%A6%81%E7%94%BA%EF%BC%91%EF%BC%8D%EF%BC%94%EF%BC%97%EF%BC%8D%EF%BC%91%EF%BC%92&ll=35.736517,139.696615&spn=0.000636,0.001615&z=19&brcurrent=3,0x601892aea86f3b63:0xfbd97642e5d8a23e,0