空も山も風も

yahooブログから引っ越しました。

ドロップゾンデ

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引用
 気象庁のページ 2010年10月18日12時 地上天気図
http://www.jma.go.jp/jp/g3/

 デジタル台風 2010年10月18日12時 可視画像
http://agora.ex.nii.ac.jp/cgi-bin/dt/create_index.pl?lang=ja&basin=wnp&tz=jst&year=2010&month=10&day=18&hour=12

米軍
http://www.nrlmry.navy.mil/sat_products.html

 フィリピンの東海上で台風13号が急速に発達し、18日の9時には895hPaの最低気圧を観測し、そのままの勢力でフィリピンの上陸しました。台風が常襲するフィリピンですが、今回の台風は猛烈な勢力なので被害が心配されます。
 800hPa台の台風は、1980年代の後半までグアムの米軍が観測機を飛ばして、中心気圧をドロップゾンデで観測していたころ、晩秋に観測されていましたが、予算の都合で観測を中止して以来、衛星画像の解析で中心気圧を推定するドボラック法が採用されて、近年現れなくなりました。最近、ドロップゾンデによる観測が再開され、実測値が得られて今回の885hPaの台風となりました。
 この間に800hPa台の猛烈な台風が無かった訳ではなく、観測する手段がなかった人為的な理由で、観測されませんでた。今後、ドボラック法の見直しが行われて、再解析により800hPa台の台風が追加されるかもしれません。

台風観測とドボラック法
http://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/help/dvorak.html.ja

大型で猛烈な台風13号、フィリピンに上陸
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/disaster/2767481/6340812