大田区の銭湯 朝日湯 ９月２８日まで

　SPA & HOTEL 和 -なごみ-のスピードコースに入った後は、吞川を渡り大森方面に進み線路沿いにある朝日湯に向かいます。肝心の銭湯マップを忘れたので、線路沿いに進み銭湯の煙突を探しましたが見つからず、環七の陸橋の上から探すと学校の裏に煙突が見つかり、少し戻った細い暗渠の路地の先に煙突が見つかりました。
　正面に回ると住宅地の通りから路地を入った先にあり、営業開始の３時まで３０分ほど時間があり、近くの公園でしばらく休憩して３時に合わせて行ってみると近所のお年寄りが待っています。５分ほど遅れて扉が開き、暖簾が出ると同時に待っていた人が入って行きます。毎日の繰返される光景ですが、残念ながら９月２８日で老朽化による廃業が決まっています。
　玄関を入ると番台で、脱衣場も昔の造りのままで、ロッカーは横長の古いものです。浴室に入るを正面の女湯との境に富士山のペンキ絵が書かれていますが、壁が剥げ落ちてかなり傷んでいます。中央に二列のカランがあって、ミントブルーの薬湯の湯船は横に広いですが、このところ気温が低くなったせいか、湯温が低く４０度ないぐらいで、隣の深い方が中温で、広い方もだんだんと適温になってきました。
　利用しているのは近くの顔見知りの近所のお年寄りで、この銭湯と一緒に人生を過ごしてきた感じで、設備が古くなっても愛着があるので、今日まで通い続いてきたのでしょう。地元に根ざした銭湯が消えていくのは寂しいものです。
　帰りは大森駅まで歩いて、品川駅で乗り換えて新宿に出ました。

大田区中央２－２２－２３
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