江東区の銭湯 日の出湯

　都営新宿線と半蔵門線が交差する住吉駅の半蔵門線のホームに沿って南に伸びる出口から地上に出て、少し戻ってすぐに日の出湯があります。出口から徒歩３０秒ほどで、表通りから少し入ったところに明かりが灯っています。入り口を入ると番台で、昔ながらの銭湯のつくりで、脱衣所の格格子の天井の縁のカーブのところが新しい材木になっています。浴室の正面には、渓流と富士山で、内部は新しく改装され、二つある湯船の深い方は二人分の座風呂、浅い方にも冷たい水枕が続いています。面白いのは、壁にある赤いボタンを押すと、熱い湯がしばらく出る装置があり、下町の熱い湯好きから文句が出ないようになっています。通常は４２度ぐらいのところが、ボタンを押すと４４度ぐらいの感じになります。
　湯上りに縁側に出てみると狭いながら坪庭があり、ガラス戸が木製で茶色でニスの光沢があり、全体に木造の良さが感じらる銭湯です。
　銭湯を出て、隣の駅の西大島駅に向かいます。
　
江東区住吉２－５－１４
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