武蔵野市の銭湯 弁天湯

　仙川駅から三鷹台行きのバスに乗り、途中の牟礼三丁目のバス停の近くにある神明湯に行こうとしたら、定休日なのに気が付いたのでそのまま三鷹台駅から井の頭線で吉祥寺駅に出て、駅の近くにある弁天湯に向かうと、井の頭通りから北に二本目の通り沿いに立派な建物が見えてきました。
　玄関を入るとフロントで、脱衣所の一角をフロントに改造したようです。浴室に入ると女湯との境の中央に見事な富士山が描かれ、中央に二列のカランが並び、通路の幅もあるので横幅があり広々としています。浴槽は、中央が４２度ぐらいの中温の広いバイブラで、ここにも鉱物化学研究所の帝大採鉱冶金科石和田教授の指導のラドンガリウム石の説明と、檻の中のガマから湯が流れていて、一角が電気風呂になっています。隣には二人分の座風呂、反対側は、３９度ぐらいのぬるめの橙色の薬湯です。横幅があるので天井はドーム型に盛り上がっていて、脱衣所との境に摺りガラスの模様が描かれ、見事な眺めです。
　賑やかな吉祥寺の一角に見事な銭湯が残っていて驚きました。いつまでもこのまま続けてほしいと思います。

武蔵野市吉祥寺本町２－２７－１３
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