西東京市の銭湯 庚申湯

　久留米駅前のインデ４６のイルミネーションを見た後は、西武新宿線の田無駅に向かい、南口から線路沿いに歩いていくと、普通の住宅がイルミネーションで飾られています。府中道と書かれた通りに出て、いなげやとマックスバリューの店舗がある先を下っていくと、駅から徒歩２０分ぐらいで立派な庚申湯が見えてきました。
　玄関を入るとフロントで、露天風呂のある富士の湯と、シルキーバスがある絹の湯があり週替りで男湯と女湯が代わります。この日は、残念ながら露天風呂は女湯でした。脱衣所に入ると天井は、立派な茶色の格天井で風格があります。ロッカーや床は新しく改装されています。浴室の正面は、瀬戸内海の風景で、松の生えた小島と、岬の東屋、海に浮かぶヨットと遠景の霞んだ山々が、広告スペースがない広い壁に描かれています。
　浴槽は、L字型に配置され４２度のやや熱めのバイブラと、ボタンを押すと動作するハイパワージェット、一人用丸型ジェットがあり、隣は４１度ぐらいのマイクロバブルで白濁した絹の湯です。さらに松の精製油と白樺のエキスからなる緑色の薬油があり、３８度と低温で、テレピン油の香りがします。別料金170円のサウナがあり、２人が入れる１７度ぐらいの冷たい水風呂もあります。時計が良く見せないので、熱い湯と水風呂を往復していたら、１時間半ほど時間が経過していました。伝統的な銭湯の建物を生かして、内部は綺麗に改装して気持ちよい銭湯でした。
　帰りに近くの庚申橋に行ってみると、石神井川の上流で、このあたりまでくると細い流れになっていました。

西東京市芝久保町１－１３－２
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