武蔵村山市の銭湯 砂川湯

　立川駅の南口から多摩都市モノレールに乗って終点の上北台駅のひとつ手前の桜街道駅で下車し、駅から西に伸びる道を進み東大和市から武蔵村山市に入ると巨大な団地が並んでいます。団地の西側に沿って続く歩道の上にアーケードがある商店街の真ん中ぐらいに、飲食店が並ぶ一角の隣に、武蔵村山市で一軒だけの銭湯の砂川湯があります。元は第二砂川湯と呼ばれていたようで、他にも銭湯があったようです。
　広い敷地に駐車場があり、入り口のドアを開けると、番台をフロント式に変えてありますが、格天井の脱衣所は、木造の立派なつくりで、ロッカーの前は畳敷きになっています。
　浴室は横に広く、中央に２列カランが並び、浴槽は３つに分かれていて、窓側はジェットがある中温、中央が青色の薬湯、その隣に狭い一人用の高温になっています。近所の巨大団地があるので、そこそこ利用者があるようです。高温の浴槽で温まってから出て、脱衣所の片隅にあるソファーで新聞を読みながら高い天井を見上げて、しばらく涼みました。
　帰りに砂川湯がなければ、たぶん一生来なかった商店街で、まだ開いている店があり、稲荷寿司(60円)を２個買ったら、１個おまけしてくれました。

武蔵村山市学園3－68－1
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