新宿区の銭湯 天神湯

　戸山公園の箱根山から大久保通りを新大久保駅方面に進むと、車道を通行止めにして大久保祭りをやっています。軽音楽の野外コンサートを聴いてから、北新宿にある銭湯の天神湯に向かいます。
　このあたり現在は、北新宿と呼ばれていますが、元の地名は柏木で、新宿区の柏木主張所や、柏木小学校、かしわぎようちえんに地名が残っています。天神湯は、近くの成子天神社から名前をとっているのでしょう。
　入り口を入るとフロントですが、脱衣所の中は昔ながらの銭湯の造りで、浴室の正面には入り江の松原と富士山のペンキ絵が正面にあり、浴槽の横の壁までペンキ絵が伸びています。浴槽は３つに分かれていて、浅い方がぬるめのバイブラ、中央があつめの二人分の座風呂、深い方は薬湯で、ぬるめといっても４３度ぐらいの温度で、あつめの座風呂の温度計は４６度をさしています。入り口が西向きなので、脱衣所の向うの窓から浴槽に直接太陽が差し込み、浴室内は明るい雰囲気で、内部も改装されていて、気持ちよい銭湯です。
　湯上りに外に出ると、高い煙突が夕日を浴びて青空に映えています。煙突の向こうに沈みゆく夕日が印象的でした。神田川沿いに進むと、羽衣湯の前でドラマか何かのロケをやっています。この周辺では、古くは太陽にほえろの七曲署の刑事のロケに良く使われていたところで、今でもたまにロケに出くわします。

新宿区北新宿２－４－１１
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