多摩市の銭湯 立花浴泉

　京王線が多摩川を渡って聖蹟桜ヶ丘駅に向かってカーブするあたりは、以前空き地が広がっていた記憶があるが、京王線の本社が移転し、京王デパートができ、いつのまにか駅の周囲には高層マンションが建ち並んでいる。駅の南側には古くからの住宅地があり、その一角に立花浴泉の煙突があった。
　フロントでロッカーの鍵を借りる方式で、中に入ると昔ながらの銭湯の雰囲気にあふれている。浴槽は広い方が半分バイブラバスで、少し熱めの４２度で、もう一つは座風呂が二つで、ペンキ絵に富士山が聳えている。別料金のサウナがあるので、２人ほど入れる水風呂が入り口近くにある。
　この日は、たまたま月に一度の多摩市民は無料の「ふろの日」にあたっていて、大学生の部活帰りの団体だろうか、だんだんと混んできてカランが全部埋まる盛況となった。入口で、銭湯巡りのスタンプを押してもらうと、ずいぶん回ってますねと感心された。多摩市までわざわざやってくるのは、珍しいのだろうか。
　帰りは暗くなって、駅の周辺はクリスマスの飾りつけに光が入っている。わずか３分で新興住宅地特有の近代的な駅前に戻った。

立花浴泉
http://www.1010.or.jp/cgi/dsearch.cgi?sel=2&tno=25029

Google Map
http://maps.google.co.jp/maps?f=q&hl=ja&geocode=&time=&date=&ttype=&q=%E5%A4%9A%E6%91%A9%E5%B8%82%E4%B8%80%E3%83%8E%E5%AE%AE%EF%BC%93%EF%BC%8D%EF%BC%96%EF%BC%8D%EF%BC%95&ie=UTF8&ll=35.651072,139.444206&spn=0.006783,0.014076&z=16&iwloc=addr&om=1