空も山も風も

yahooブログから引っ越しました。

世田谷区の温泉銭湯 栗の湯

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 渋谷から二子玉川を結ぶ玉電首都高速3号渋谷線の建設のために廃止になった後、地下鉄になって新玉川線と呼ばれていたが、いつのまにか田園都市線に併合されてしまった。桜新町駅は、駅の色が桜色で急行の通過線があるためか上り下りが2層になって一寸変わっている。
 駅前から続く普通の商店街だが、サザエさんの原作者の長谷川町子美術館があるので、サザエさん通りの名前がついている。電線が地中化されていて、等間隔に配電盤があり、側面にサザエさんが描かれている。初期のサザエさんで、今のキャラクタと違うなあと思いながら進むと、首都高速が上を通る国道246号線の交差点を渡って、左折して渋谷方面に向かうと温泉銭湯栗の湯がある。
 この温泉銭湯も黒湯だが、ごく薄い茶色で残留成分が少なくあまりすべすべ感はない、メタ珪酸の項目で温泉に該当するという泉質名がない「温泉法上の温泉」である。湯船は3つあって、1つは円形の熱めのジャグジー、中央が中温の座湯、端が45度と熱めの温泉になっている。
 中央の湯の出口が電灯で照らされていて、ガリウム石が使ってあると書いてある。説明によれば、帝大採鉱冶金科の石和田教授により、ラジウム温泉と同様の効果があり、地質調査所の分析成績書の番号まで書いてある。どうやら、戦前にラジウム温泉のブームがあって、それが現在まで伝わっているようだ。麦飯石と並んで銭湯のB級アイテムの香りがする。別料金150円のサウナがあるが水風呂がないので、あまり長湯ができなかった。

栗の湯
http://www.1010.or.jp/cgi/dsearch.cgi?sel=2&tno=12107