白根山荘のキャンプ指定地は、東側に開けた小屋の裏と、西側の二重稜線になっている窪地で、風の影響が少ない西側の窪地にツェルトを張った。(料金600円)
夕方になると、だんだんと雲の上昇が収まって、
北岳の山頂が見えてきた。小屋の裏ンの岩に、ガスがかかった時のための鐘がある。
鐘のそばの岩場で、夕やけを見ていると、地上附近の大気の層に、斜めから夕日が散乱し、刻々と色を変えていく。富士山も夕日に赤く染まっているが、
南アルプスに遮られて先に日没を迎え、雲海に日が沈むと、しばらくは上空の雲だけが夕日に照らされて、やがて雲も影になって暮れていく。