リアルマネートレード

先日のＮＨＫのクローズアップ現代で、リアルマネートレード（ＲＭＴ）の問題を取り上げていた。インターネット上の仮想世界であるネットゲーム上で流通する仮想通貨を、現実の通貨（リアルマネー）で取引する市場が存在するという。
　ネットゲームの利用規約で、ＲＭＴを禁止しても、個人間の取引を禁止することはできないという。ネットワークゲームの相手は、人件費が安い国のアルバイトや、コンピュータプログラムが自動的に操作するボットの場合があって、貨幣価値が高い日本で、仮想通貨を実通貨（円）に変える錬金術が行われているという。
　一次産業（農産物、水産物）、二次産業（工業製品）、三次産業（金融、運輸、流通、サービス）の消費を買うのは分かるが、ネットワーク上の仮想空間で完結するサービスに、お金を払うことの敷居が低くなっているのだろうが、虚業が繁栄したためしたない。
　例　アバターのアイテム、携帯の音楽ダウンロード（超流通といわれた）、ネットワーク空間上の土地、建物の不動産（単なるコンピュータ上のファイル）

ＮＨＫのページ
過熱するゲーム通貨売買
～仮想社会の錬金術～
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku2007/0702-4.html

ＮＨＫで伝えきれなかったＲＭＴ問題の根深さ【コラム】
http://it.nikkei.co.jp/digital/news/index.aspx?n=MMITew000022022007