水晶岳

　水晶岳は縦走路から外れた尾根上にあるが、鷲羽岳から見ると別名黒岳のとおり黒々と大きな姿で聳えている。鷲羽岳からは目の前のワリモ岳の西側を巻いて、水晶小屋へのゆるやかな道が続いている。しかし、日が高くなり直射日光の照り返しで暑い。水晶小屋への道を登りきると、小屋の裏にザックが沢山置いてある。
　ここからは、空身になって水晶岳を往復する。初めはゆるやかな尾根から、東側のカールの淵を通って、最後は西側から巻きぎみに登っていくと、岩だらけの狭い山頂に着いた。山頂は、双耳峰になっていて、北峰に三角点があるが、最高点は南峰の2986mで惜しくもわずかに3000mに届かない。
　山頂からは、ガスが昇ってくるが黒部川を挟んで五色平から立山、剣岳が良く見える。山頂の真下には残雪が残るカールが広がっている。

国土地理院　地図閲覧サービス（試験公開)
三俣蓮華岳 [北東]
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?id=54374455&slidex=0&slidey=1600
薬師岳 [南東]
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?id=54375405&slidex=1200&slidey=2000